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【NEWS】ビットコインキャッシュ、2度目となる半減期が完了

里見 晃
2024/04/03

ビットコインキャッシュは大きく価格上昇

暗号資産(仮想通貨)ビットコインキャッシュ(BCH)が4日、2度目となる半減期を迎えた。これにより、ビットコインキャッシュのマイニング報酬は6.25BCHから3.125BCHに減少した。

半減期が訪れるブロック840,000は、マイニングプール・Viabtcによってマイニングされた。

CoinMarketCapによれば、ビットコインキャッシュの価格は記事執筆時点で前日比10%の上昇となる670ドル(約10万2,000円)を突破した。年初価格は260ドル(約39,500円)だ。ビットコインキャッシュは半減期が近づくにつれ価格を伸ばし、この1週間で15%以上の上昇率を記録している。今月1日には2021年11月ぶり以来となる700ドル(約10万6,200円)に到達した。

ビットコインキャッシュはビットコイン(BTC)から分裂する形で誕生した暗号資産(仮想通貨)だ。ビットコインと同様に、210,000ブロックごとに半減期が訪れる。なお、ビットコインの半減期は今月20日前後に訪れるものと見込まれている。


半減期でビットコインの供給ショックを予測する声

半減期はマイニング報酬が半減し、供給量が減少するため、暗号資産の価格に大きな影響を与えるものとしてみられている。ビットコインに関しては今年で4回目の半減期を迎えることとなり、これを契機としてさらなる価格上昇を期待する声が多い。

一方で、ビットコインは半減期が訪れるごとに価格が大幅に上昇していることから、上昇率は年々落ち着きつつある。また、ビットコインを取り巻く市場環境が成熟しつつあることも踏まえ、半減期による価格面への影響も徐々に低下しているものといえる。

しかし、ビットコイン現物ETFの登場によりビットコインの需要が高まっていることから、半減期の影響が出ると予測する声もある。

ビットコインを大量に保有することで知られる米インテリジェンス企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)の共同創業者兼会長であるマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏は、「ビットコイン現物ETFが需要ショックを引き起こす大きなきっかけとなり、半減期後に供給ショックが起こるだろう」と述べている。

セイラー氏はビットコイン現物ETFを提供する企業が市場からビットコイン大量に取得するため、供給が追いつかなくなるという予測している。

画像:Shutterstock


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