logo
ログイン会員登録
記事詳細 Topバナー Iolite 5月号Amazon
記事詳細 Topバナー Iolite 5月号Amazon
ビットコインとチャート
暗号資産
金融・経済

【NEWS】ビットコイン、69,000ドル突破でドル建て最高値更新 一時大幅反落も

Shogo Kurobe
2024/03/05

ビットコイン最高値を更新

日本時間6日、ビットコイン(BTC)が69,000ドル(約1,038万円)を突破し、ドル建てで最高値を更新した。ビットコインがドル建てで最高値を更新するのは2021年11月以来となる。

5日には日本円建てで初めて1,000万円を突破するなど、大幅な上昇が続く。日本円だけでなく、ユーロ建てでもビットコインは過去最高値を更新した。

ビットコインの上昇により、イーサリアム(ETH)を中心とした主要アルトコインも軒並み価格を伸ばした。特にドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)等のいわゆるミームコインの上昇が目立つ。シバイヌは一時前日比約95%の上昇となり、週間比では約320%増を記録している。

また、5日時点でイーサリアムは一時3,800ドル(約57万円)まで上昇し、日本円建てでの最高値を更新している。暗号資産(仮想通貨)市場全体が熱気に包まれるなか、イーサリアム現物ETFの実現と今月13日に予定されている大型アップデート・デンクン(Dencun)に対する期待感が反映された形だ。

なお、ビットコインは69,000ドルに到達した後、一時59,000ドル(約885万円)まで大幅に下落する場面もみられた。これに連動する形で、アルトコインも軒並み大きく価格を落としている。記事執筆時点でビットコインは63,500ドル(約953万円)近辺で推移している。

ここ数日の暗号資産市場は過熱感に包まれており、ビットコインが最高値に到達したことで利確の動きが強まった格好だ。


ビットコイン現物ETFの需要増顕著に

ビットコインの価格上昇はビットコイン現物ETFへの流入が引き続き要因になっていると考えられ、機関投資家による需要が急激に高まっていることを浮き彫りにしている。さらに、半導体領域を中心にリスクをとる投資家も多く、その一部がビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に流れているとみられる。

一方、5日のNYダウやナスダックなどはハイテク株を中心に売りが加速し大幅に下落した。株式市場においても上昇が続いたことから利確売りが加速した。また、6、7日の両日にパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が米上下両院にて議会証言を行い、その際に利下げに対して慎重な姿勢を打ち出すとの見方が強まったことも拍車をかけた。

画像:Shutterstock


関連記事

ビットコイン、日本円建てで史上初の1,000万円突破

ビットコイン、一時64,000ドルまで上昇 現物ETFに過去最大の資金流入

Shogo Kurobe