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【NEWS】モーガン・クリークCEO「年内にビットコインは15万ドルまで高騰する」と言及

里見 晃
2024/04/08

大きな値動きは半減期後と予測

米ヘッジファンドのモーガン・クリーク・キャピタル・マネジメント(Morgan Creek Capital Management)CEOのマーク・ユスコ(Mark Yusko)氏が、ビットコイン(BTC)価格について「年内に15万ドル(約2,280万円)まで高騰する」との見解を示した。

これは米CNBCにおける「ファストマネー」のインタビューで言及したものだ。ユスコ氏は、投資家がポートフォリオで少なくとも「1%~3%をビットコインに割り当てるべきだ」とも述べている。

また、ビットコインとゴールドを比較した際の利点についても強調した。「ビットコインは王様だ。完全に支配的なトークンだ。ゴールドよりも良い形態といえる」と語った。

さらに、ユスコ氏は「(ビットコインには)大数の法則が有効に働く。これらの金融商品には投資家からの膨大な需要がある。ビットコイン現物ETFは取引開始から最初の2ヵ月間で目覚ましい資産流入を記録した。今後10年間でここから簡単に10倍に上昇する可能性がある」と付け加えた。

同氏は暗号資産(仮想通貨)市場が強気である主な要因として、今年1月に承認・上場したビットコイン現物ETFをあげた。また、ビットコインの半減期が供給ショックを引き起こし、主要暗号資産にとって「再び大きな追い風が吹く」と予想している。

その上で、ユスコ氏は「大きな値動きは半減期の後に起こる」と述べた。「年末に向けて、より放物線状にの推移をみせ始める。そして、歴史的には半減期から約9ヵ月後、感謝祭やクリスマスの時期のどこかで、価格のピークを迎えることになる」と続けた。


ビットコイン価格の強気予想続く

今年中にビットコイン価格がさらなる上昇をみせると予想する声はユスコ氏に限ったものではない。ファンドストラットのトム・リー(Tom Lee)氏も、ミレニアル世代やZ世代がビットコインに関心があり、2024年中に15万ドルに達する可能性があると指摘している。

さらに、英大手銀行のスタンダード・チャータード(Standard Chartered)銀行も「以前に予測した価格を50%引き上げ、ビットコインは2024年に15万ドル、来年末までに25万ドル(約3,800万円)に達する可能性がある」とレポートで分析している。

モーガン・クリークは米暗号資産取引所コインベース(Coinbase)とのつながりも強い。ユスコ氏は「コインベースにとって大きな出来事が起こるだろうと我々は考えている」と述べた。コインベースの株価は過去1年間で約300%以上上昇している。

参考:CNBCインタビュー
画像:Shutterstock


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